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2013年07月08日

陶器製、水洗トイレの蓋の補修。

今回は、トイレの水洗タンクの蓋が割れてしまった。という事例。
アパートの管理会社がメーカーに問い合わせましたが、すでに絶版で、同じものが無いとのこと‥。
陶器は、接着も塗装も難しい素材ですが、手順を踏めば、何とかなります。
‥これは僕のプライドですが、絶対に再び割れないよう、接着剤+内部に流し込んだ樹脂で強固に整形しておきました。



▲左:割れた個所の内部に型枠を制作。 / 中:ガラス繊維を混入した樹脂を流しこみ。 /右:表面をダイヤで処理後。
予備実験をして、約2時間後に硬化を開始する遅硬性樹脂を使い、混入したガラス繊維(チョップドストランドの細片)が、ふやけて広がるような工程を施しています。
つまり、内側から漁船や自動車パーツなどにも使われるFRP素材で、頑丈に補強してあるというわけ。

← 改造した、口径の大きなエアブラシを使ってます

クリアのツヤは、経年を考えて、少しだけ控えておきました。
それでも、陶器を再現したなめらかなツヤ。
どうでしょう、かなり本物そっくりに仕上がりました。

※注:今回の塗装の強度は、自動車ボディと同等以上ですが、陶器の硬度には至りません。
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この記事へのコメント
いつも拝見させていただいております。補強のされ方、ガンの工夫、すべてにおいて、素敵な補修のされかたですね。仕上がりもとてもクオリティが高いのだな〜とつくづく感心しております。(個人的には、「つくるんちゅ」の方が凄すぎると思っておりますが。)一つ質問させてください。2013年05月20日/陶器製、割れたシンク(洗面台)の補修のくだりの注意事項で、陶器のように磨き粉やカナダワシでシンクを洗うのもNGですよ‥ というのは、今回の補修でも懸念事項として当てはまるのでしょうか?自分で塗装してみた少しゆず肌の仕上がりになった自宅の洗面ボールが黒ずんで汚れてきたのでゴシゴシとスチールウールみたいなモノで強めに掃除したら、曇るようにキズになったり、剥がれはじめ、へこみました。変な質問ですいません。
Posted by DIYが好きです at 2013年07月10日 07:55
コメントありがとうございます。
質問に関してですが、やはり塗装だと、陶器表面より強度は落ちます。
スチールウールだと、完全にツヤが無くなるでしょうね。
例えば耐候性の高い自動車の塗装面でも、同じ事だと思います。
あと、塗装は下地作りが7割とも言われます。
ここでは細かいノウハウを書く事はしませんので、いろいろ研究してみて下さい。
Posted by iwaana! at 2013年07月16日 14:54
返事がおそくなり申し訳ありません。
こちらこそコメントありがとうございました。
これからも応援しています。
Posted by DIYが好きです at 2013年07月19日 14:58
初めまして。
トップコートにヒートレスガラスは相性悪いんでしょうか?
ヒートレスガラスなら塗膜硬度9Hを期待できます。
Posted by ショー at 2015年06月17日 21:10
だいたい、スプレー禁止の製品が多いと思います。
あと、塗装面を保護できるかは、実験していないので判りません。
Posted by iwaana! at 2015年07月06日 18:50
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