2017年8月、ブログを引っ越しました。 そのため全てのページのURLが変更されてます。 他、自作プログラムのミス? により削除されたページが有ります。
2014年06月16日

杉板型枠コンクリートの、ジャンカ補修



▲左:補修前 / 右:補修後
今回は、杉の型枠で作られた、コンクリート壁の補修。
目立つ所にジャンカ(コンクリートが行き渡らず、砂利が見える状態)が発生したという連絡。
とりあえず、左官屋さんが直してくれたようですが‥。

左官屋は、建築関連の中でもトップクラスの難易度の職種と言われます。
でもね、こと補修に関しては、最初から補修屋に任せて欲しかった‥。
この「ノッペリ」面、なおすの、難しいよー‥。
と、愚痴ってもしょうが無いので、出来る限りで修復していきます。

コンクリートに、コンクリートの模様を再現する、地道な作業です。
地肌を見ながら、特徴的な色を6色ほど作って、筆で絵を描いていきます。
もともとの杉板の凹凸が消えてるので、色を濃い目に作って、明暗を強調して描いていきます。
これが、なかなか難しい‥。 もはや、センスの世界です。



▲左:補修前 / 右:補修後 別角度から
ちなみに、別な箇所の補修も頼まれました。
換気口の周囲の、欠けた部分を判らなくする作業。
数分で固まる特殊なセメントを使い、杉板の模様を作ってから着色しています。
こちらはちゃんと凹凸を再現できたので、きれいに修復できました。
やはり、補修は、補修屋に任せて頂いた方が、良さそうです。



▲左官+着色による補修。 旧コンクリ面との接着性等、ちゃんとした知識が必要です。
さて、‥お願いですが、こういった補修を依頼する際は、なるべく「何もしないで」すぐに連絡下さい!
報告が早ければ早いほど、ほとんど判らないように補修する段取り/アドバイスができます。
ちなみに、コンクリートは、打設直後は黒っぽく、数ヶ月かけて、色が抜けていきます。
なので、完成間際に補修(色合せ)をするのが、ベストです。
「失敗の象徴」のようなジャンカを、そのまま放っておくのは勇気が要ると思いますが、プロなら修復できます。
ぐっとこらえて、補修屋を信じて下さいね!!
PS:特にコンクリートは、コーティング剤とペンキの相性、コンクリに合ったペンキの種類、左官での補修の接着性等、特殊知識がたくさん必要です。 難易度が高いので、信頼できる補修屋を探して下さい。
PS2:時々、このブログで補修屋の存在を知って、地元の業者に依頼したら、ダメだったという苦情が来ます。 ‥なるべく、依頼の前に、実績等を確認して下さい。 m(_ _)m
バスルームの床タイルをレプリカで補修! (その場でタイル複製)
モルタルにコンクリートの絵を描くお仕事 (コンクリ補修)
アルミサッシの補修(シルバー)
「間違えちゃった! 」 の、リカバリー!! (化粧ケイカル板の補修)
トイレのパーティーションの補修(メラミン)
手作り工具 「石材をホルンダー ゼロ号!」 (ボツ)
モルタルにコンクリートの絵を描くお仕事 (コンクリ補修)
アルミサッシの補修(シルバー)
「間違えちゃった! 」 の、リカバリー!! (化粧ケイカル板の補修)
トイレのパーティーションの補修(メラミン)
手作り工具 「石材をホルンダー ゼロ号!」 (ボツ)
この記事へのコメント
プロですね
Posted by kazu at 2016年10月15日 19:29
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。